みんなの住まい

2018年住まいのトレンド「育住近接」ってなに?

2018年がスタートし、「今年こそマイホームを」と考えている人もいるのでは。マイホーム購入を検討するときに知っておきたいことはたくさんありますが、年々変化し続ける社会の流れを押さえておくのも大切です。昨年の12月にリクルートホールディングスが発表した「2018年トレンド予測」の"住まい領域"では「育住近接」というキーワードが取り上げられました。

今、注目されているという「育住近接」とは、一体どのようなものなのでしょうか。

なぜ"育住近接"なのか

少し前から「職住近接」、つまり職場と自宅が近い都心志向や駅近志向が高まっているのは、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。

しかし、その一方で、便利な都市部など人気のエリアでは保育園不足による待機児童問題の解消が難しくなってきています。せっかく駅近で便利な場所に住んでいても近くに入れる保育園がなければ、結局は遠い保育園への送迎が必要となってしまいます。また、小学校低学年の子ども達が放課後を過ごす学童保育や習い事に関しても、自宅からの距離やその内容に高い関心が向けられています。

このため子育て世帯の住まい選びでは、保育園や学童保育が自宅から近ければ駅は多少遠くてもかまわない、という声が高まってきています。つまり子育て世帯の住まい選びのトレンドが「職住近接」から「育住近接」へと変化してきているということです。

パークホームズ船橋塚田は小学校まで徒歩2分。加えて公民館、児童ホームが隣接するほか、徒歩1分の場所に保育園が新設予定(物件HPより)

こうしたトレンドを受けて、保育施設や学童保育などをマンションや団地内に設置する動きが生まれてきています。2017年10月に国土交通省・厚生労働省が発表した「子育て安心プラン」では、大規模マンションに保育施設の設置を促進するとあり、このことからも今後「育住近接」の流れは加速するのではと考えられています。

育住近接のメリットは送迎時間の短縮だけではない

小さな子どもがいる家庭にとって、育住近接のメリットは送迎時間の短縮だけではありません。子育てに役立つ情報を得られ、気軽に相談できるような場所が近くにあることや、支え合える仲間がいることにもあるのです。マンション内で地域の子育て情報の提供会があったり、親同士の交流イベントを定期的に開催していたりするところでは、子育てに関するさまざまな取り組みが住まいのなかで行われます。なかには親同士で託児や送迎を安全に頼り合うシステムを導入しているマンションも。

例えばパークホームズ流山おおたかの森 ザ レジデンス(分譲済み)では、共用施設を使って行われる流山コソダツ計画(運営:特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール)を実施。住民同士のコミュニティ作りや親子のコミュニケーションを育む場として、アートの制作や読み聞かせ会など普段できない体験を様々なプログラムで催しています。

多様なプログラムで住民や親子のコミュニケーションの場を提供する流山コソダツ計画(画像提供:特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール)

子どもは小学生になると放課後を学童保育や習い事などで過ごすようになります。低学年のうちは、親が送り迎えをするという家庭も少なくありません。もしも学童保育や習い事が自宅と近い距離にあれば、その分親にも子どもにも時間のゆとりが生まれます。忙しくてなかなか取れなかった親子で過ごす時間も増えるかもしれません。

なお、学童保育は行政や学校によって内容はさまざまですが、なかにはパソコン教室や英会話教室など、習い事に代わるようなプログラムを受けられるところもあります。

例えば品川区の学童保育「すまいるスクール」では、放課後の学校で囲碁や茶道、フラメンコ、英会話、クッキング教室などなどさまざまな教室が行われています。学校内なので移動もなく安心ですし、別の習い事へ通う必要がないので送り迎えをしなくて済むのも助かりますね。勉強会で宿題を見てもらえるのも親としては嬉しいところではないでしょうか。

さらにもう一つの例として、文京区の学童保育をご紹介します。文京区では民間学童クラブとの提携も行っていて小学校へのお迎えがあります。習い事と学童保育の併用も可能で、習い事の場所へ個別送迎も行うなど、きめ細かな保育サービスを受けることができます。もちろん体験プログラムも多彩で英語教室やお泊まりキャンプなど充実した内容です。

こうした学童保育の近くに住めば、ゆとりを持って安心して子育てができそうですね。ただ人気も高いエリアになるので、住まい探しの際からしっかりとリサーチをしておく必要があります。

2018年、住まいを選ぶ際に注目したい「育住近接」チェックポイント

では、育住近接を考えて住まいを選ぶなら、どのような点に注意すればよいのでしょうか。

①家から保育園までの距離とルート

通勤途中でスムーズに送り迎えができるか確認が必要です。徒歩なのか、自転車なのか、バスに乗らないといけないのか、お天気が悪い日の交通事情なども併せて知っておくと良いでしょう。もちろん育住近接の場所だとしても、待機児童が多くて入れないのでは意味がありません。そうした情報収集も必要ですね。

②マンション内に保育施設がある場合の利用条件

マンションに保育施設が併設されている場合、その利用条件を必ず確認しておきましょう。マンションの住民優先で入れるところもあれば、地域のほかの認可保育園と同様の扱いとなるところもあります。例えば、パークホームズ流山セントラルパークでは、敷地内に認可保育園の併設が予定されています。

③小学校への距離や、学童保育の場所・内容

通わせたい小学校が近くにあるかも大切なポイントです。先ほど学童保育の事例をご紹介した文京区のパークホームズ本郷 ザ レジデンスの所在地は"公立御三家"と言われる区立誠之小学校が通学校。越境入学ができないこともあり人気を集めているエリアです。また、パークホームズ文京小日向 ザ レジデンスからは国立の東京学芸大学附属幼稚園・竹早小学校・竹早中学校、筑波大学附属中学校・高等学校が徒歩圏内。そうした名門校に徒歩で通えるのも育住近接物件の良さと言えるでしょう。

パークホームズ本郷 ザ レジデンスから通える名門校・区立誠之小学校。通学可能エリアに人気が集まる(物件HPより)

パークホームズ文京小日向 ザ レジデンスの近くには国立の小中学校が点在。左:東京学芸大学附属・幼稚園竹早園舎・竹早小学校・竹早中学校/右:筑波大学附属中学校・高等学校(物件HPより)

さらに、学童保育の利用を考えているならどんなプログラムが行われているか、またお迎えの時間も17時までに行かなくてはいけないところもあれば、19時まで延長できるところもあり、共働き世帯には大切なポイントです。

ここまで育住近接についてご紹介してきましたが、いかがでしたか。いまどきの流れに沿った暮らし方が見えたのではないかと思います。マイホームを考えている子育て世帯の方は、安心して子育てができるという観点から、これからの住まいを考えてみてはいかがでしょう。

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