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自宅を理想のくつろぎ空間に! 海辺のリゾートホテルをテーマにした3つのインテリアテクニックとは?

窓の向こうに青い海と空が広がる海辺のリゾートホテル。開放的な雰囲気が日頃のストレスを忘れさせてくれます。そんな空間を自宅で味わえたら素敵だと思いませんか?

今回は、マンションやオフィス、ホテルなどさまざまな空間デザインを行なう三井デザインテックで、インテリアコーディネーターとして活躍中の出口尚美さんと「幕張ベイパーク クロスタワー&レジデンス」のモデルルームへ。インテリアのプロが提案する、夏のリゾート感ただようマリンテイストなインテリアテクニックについてお聞きしました!

今回お話を伺った方:
三井デザインテック株式会社
インテリアコーディネーター 出口 尚美さん


1.リビング・ダイニングは明るさと爽やかさでマリンリゾート的開放感を演出する

生活の中でも長い時間を過ごすリビング・ダイニングは、活動的で抜けるような開放感を演出しましょう。インテリアのカラーリングは、ホワイトやブルーなど爽やかな「海」を連想させるものを中心にチョイスします。

マリンリゾートテイストのポイントは素材感。透け感や屋外を感じさせるものを

マリンテイストを取り入れるには、やはり海をイメージさせるデザインや小物を取り入れるのが簡単。貝殻や船用具などのオブジェ、ガラス瓶などは上品なイメージを崩さずに海の雰囲気を演出できます。

貝殻のモチーフやガラス素材のものなど海を感じさせるものをディスプレイ

そして、マリンリゾートテイストのポイントは素材感。メッシュ仕上げのイスやテーブル、ワイヤーシェードのペンダント照明など、透け感のある涼しげな素材のものを取り入れると、清々しい風が吹き抜けるような海辺のイメージを与えることができます。

メッシュ仕上げなど透け感のある素材のインテリアは海辺をイメージさせる

また、あえて屋外で使うようなものを室内に取り入れるのも一案。リゾートホテルのテラスにいるかのような非日常感も演出できて、一気にマリンリゾート気分が高まります。

左:ワイヤーシェードのペンダント照明で涼し気な印象に/右:屋外で使う陶器のスツールを取り入れてテラスの雰囲気を演出

デザインや柄で波のイメージを取り入れる

カウチソファを部屋のコーナーに置いて、ゆとりのあるくつろぎ空間に。その上には、ターコイズブルーやホワイト、グレーなどのクッションを。無地の中に1つだけ波の柄のクッションを置くことで変化を出し、遊び心を加えています。

リゾートらしい、くつろげるカウチソファ。クッションには波のイメージをプラス

なお、ソファやラグの色は、アッシュ系のブラウンの建具と相性がいい淡いアッシュグレーでまとめています。白い床や壁の中間色となるグレーを取り入れることでコントラストを和らげ、夏だけでなく冬になっても違和感なくリゾート感を楽しめます。

また、壁の一部にアクセントタイルを設置することで、さざ波を表現してみました。アクセントタイルが使えない場合は、波を思わせる壁紙を選ぶだけでもリゾート感を楽しめますよ。

壁の一部に波を思わせるデザインを取り入れることでリゾート感を演出でき、リズム感も生まれる

大きな窓はカーテンの工夫で最大限に生かす

リビング・ダイニングに大きな窓がある場合には、カーテンのスタイルを一工夫。ロールスクリーンやブラインド、シェードカーテンなど、引き上げ式カーテンのスタイルを選ぶとカーテンを全開にしたときに窓を遮るものがなくなり、大きな窓を最大限に生かした開放的な眺望を楽しむことができるのです。

ただ、カーテンレールの位置が窓の高さと同じ場合は、全部引き上げても多少はカーテンが窓に下がってきます。

引き上げ式のカーテンなら全開にすると窓を遮らず、眺望を楽しめる

2.ベッドルームはトーンを落として夕暮れ時のような静けさをイメージする

眠りに誘うベッドルームは究極のリラックスタイムを過ごす場所。そのため、リビング・ダイニングよりもインテリアの色や光のトーンを落とし、リラックス感を重視しましょう。

落ち着いたトーンの中にリゾートを感じさせるアクセントを置く

フットスローやクッションにはグレーや落ち着いたブルーを使い、ベッドの上の壁にはグレーのファブリックで作ったパネルを配置。全体的にトーンを抑えた色合いと水平感を強調したパネルのデザインによって、夕暮れ時の水平線をイメージしました。また、南国風の深い緑色の観葉植物を置くことでリゾート気分を高めます。

抑えめなトーンのグレーやブルーをあしらいくつろげる空間を演出する。南国風の観葉植物は濃い緑がアクセントにもなり、一層リゾート気分を高めてくれる

ホテルらしさを演出するのはホワイトリネンとハンドメイド感のある素材

ベッド周りはリゾートホテルのような清潔感を意識しましょう。ホワイトリネンを中心に使いつつ、ハンドメイド感のあるラグを床に敷きます。手織りのラグを1つ敷くことで、全体的にクールな色使いの中にもリラックスできるあたたかさを感じるベッドルームができあがります。

ホワイトリネンを使うことでホテルらしい清潔感に。リラックス感を意識してハンドメイドなどあたたかみのある素材をワンポイントとして取り入れた

3.玄関を波のモチーフで飾り、住居全体のコンセプトを伝える

玄関は家の顔。そのため、住居全体のコンセプトを訪れた人に伝える場所でもあります。そこでオススメなのは、玄関ホールにテーマカラーをあしらった大きなファブリックパネルを配置するテクニック。

ミラーに加えて広い面積のファブリックパネルを配することで非日常感と柔らかさを演出する

柔らかさを感じさせるファブリックパネルは、海の上を霞がただようような美しさを表現したデザインにしました。厚みは極力薄くして廊下が狭くならないようにするのがポイント。ファブリックパネルの設置が難しい場合は、海を思わせる抽象画を飾ってもいいでしょう。

また、廊下の壁に水面を思わせるオブジェを飾るなどの工夫をすることで、リビングまでの道のりにストーリー性が生まれます。ダウンライトが当たるところに飾ると、まるでホテルの廊下を歩いているような雰囲気を楽しめます。

ダウンライトが当たるところにアート作品を配置。まるでホテルの廊下のような雰囲気に

いざ、自宅をリゾートライクに!

「海辺のリゾートホテル」をテーマにしたインテリアコーディネート、いかがでしたでしょうか。色合いや素材を意識することで印象が大きく変わるのですね。

すべてのテクニックを取り入れなくても、一部の部屋に取り入れるだけで、気分転換のできる貴重な場所になるかもしれません。

開放感たっぷりのリラックス空間を自宅に作って、くつろぎのある毎日を送ってみてはいかがでしょうか?

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