みんなの住まい

憧れの高級ホテルのお部屋を自宅でも! プロが教える、ベッドルームのインテリアのコツ

慌ただしい日常を忘れさせてくれる憧れの高級ホテル。センス良く整ったベッドメイクや、洗練されたシックな調度品など、そのラグジュアリーな空間は、上質な気分を感じながらもどこか癒される落ち着いたインテリアが特徴的です。

今回は素敵なインテリアが話題になっている「パークホームズ豊洲 ザ レジデンス」のモデルルームへ。マンションやホテルのインテリアを手掛ける三井デザインテックで、インテリアコーディネーターとしてご活躍されている出口尚美さんに、ホテルライクな寝室のインテリアコーディネート術を教えていただきました。

三井デザインテック株式会社
インテリアコーディネーター 出口 尚美さん

 

高級ホテルのインテリアは無駄なものがなく、シックで落ち着いた雰囲気をイメージされると思いますが、なにも置かずにただシンプルにすれば良いというわけではありません。照明、ファブリック、ベッドの配置、配色など、さまざまなポイントを押さえることが大切です。

照明の重心を下げて、リラックス空間を演出

リラックスできる落ち着いた空間を演出するためには、照明の重心を低くすることがポイント。光が直接目に入らないように、間接照明を使うのも効果的です。

モデルルームでは、ベッドのヘッドボードの後ろに照明を設置。(左)部屋の奥に背の高いフロアスタンド、手前側にテーブルスタンドを置き高低差を。(右)壁面に陰影をつくることで奥行きが生まれ、部屋を広く見せることができます。

60cmから生まれる部屋のゆとり

空間を広く使おうと、ベッドを壁側に寄せているという方も多いのではないでしょうか。ですが、ベッドメイクがしづらいだけでなく、掃除の度にベッドを動かさなければいけないなど、導線が悪く手間もかかります。

ベッドの側面と足元に、それぞれ60cmほどスペースをとると、導線もスムーズになり空間にゆとりが生まれます。

両サイドにお揃いのスタンドやナイトテーブルを置くと、ホテルのベッドルームの雰囲気に近づきます。

天井が低い日本の住宅では、高さのあるベッドだと横になった時に天井が近くなり、圧迫感を感じてしまうことも。ベッドの高さはひざ下を目安に選びましょう。

部屋の印象は素材で変わる

シーツや枕カバーの素材によっても、部屋の印象を大きく変えることができます。

麻や綿などの素材を使うと、清潔感のある爽やかな印象となり、サテンやベロアなど、光沢のある素材を使うと、華やかな雰囲気で高級感を演出できます。

光沢のある素材で高級感のある部屋を演出。

非日常空間の演出は控えめがポイント

白い壁紙を変えることもアクセントになります。部屋全体を、柄の壁紙にしてしまうと圧迫感が生まれ、落ち着きのない空間になりがちですが、一面だけ柄のついた壁紙にするアクセントクロスにすれば、部屋の雰囲気がワンランクアップします。思い切って大胆な柄や色にチャレンジしてみてもよいでしょう。

ホテルライクな部屋の定番といえばアート作品。部屋に馴染むシンプルなものを壁にさりげなく。

カラーコーディネートは3色でストップ!

アクセントクロスなどを張っている場合、枕カバーやシーツのカラーを合わせてコーディネートすれば、部屋全体に統一感がでます。ポイントは、3色に抑えること。色を使いすぎるとまとまりがなくなり、雑多な感じになってしまいます。

白がベースのシーツと枕カバーには、濃い色のクッションを合わせてアクセントに。

枕は1人につき2つ

ホテルでは、高さや硬さなど好みのタイプが選べるように、複数の枕が用意されています。

ベースとなる枕を1人に対して2つ用意し、アクセントとなるクッションを重ねます。仕上げに、ベッド全体を覆ってくれるベッドスプレッドをかければ、よりホテルライクな雰囲気の寝室を演出することができますよ。

いかがでしたか? たくさんのアイテムを使って部屋を飾り立てるのではなく、本当に必要なものをバランスよく配置したホテルライクな寝室づくり。寝室はただ眠るだけの場所ではありません。プロの技を参考にして、一日の始まりと終わりの特別な時間を、こだわりの空間で過ごしてみてはいかがでしょうか。

取材協力:三井デザインテック株式会社
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三井デザインテックとモノマガジンが共同編集を行うインテリアライフスタイル誌「LORO」。19号の特集は、「私のホームオフィス」。家で仕事をする機会が増えた昨今、ホームオフィスを作るヒントやワークスペースに適した家具など、参考にして頂ける情報が満載です。併せて「ミラノサローネ2015」情報では世界のデザイントレンドをレポート。次号20号は、11月30日(月) 発売予定です。


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