みんなの住まい

夏を涼しく過ごすために実践したい4つの工夫とは

いよいよ本格的な夏到来! 気温が高くなるにつれ、どうしてもエアコンに頼る生活を送りがちになってしまいますよね。でも実は、暑い夏を快適に過ごすために、住まいでできる工夫がいくつもあります。そこで今回は、「住まいの先輩」に寄せられた声をもとに、エアコンに頼らず涼しく過ごす工夫をいくつかご紹介します。

1. 窓を開けて、風を通す

「風がよく通る場所に住んでいるので、窓を効率よく開けるだけでかなり涼しく過ごすことができています。また、ベランダガーデニングも涼を得るのに一役買っているようです」

「窓を二カ所以上開けてサーキュレーターを回しておくと割と涼しく感じるので、今のところエアコンの使用回数も少ないです」

「風向きを考慮しつつ、部屋の窓を少しずつ開けます。コードレス扇風機をキッチンに持っていったり、お風呂あがりに使ったり、食事中は食卓の下に弱風を入れるといい感じです」

ただ窓を開けるのではなく、風向きも考慮しながら開ける窓を変えることも大切なのですね。このほか、帰宅後すぐに窓を開けて、室内にこもった空気を循環させる、個室のドアもすべて開けるなどといった工夫の仕方も。ちなみに、風が入る窓が大きく、出るほうの窓が小さいと部屋の中を通る風にスピードが出て、涼しさが増すのだとか。扇風機やサーキュレーターを使えば、より効率的に空気を循環させることができますね。

2. グリーンカーテンを作る

「我が家は西向きにバルコニーがあり西陽があたるため、高さ1.8mぐらいの背の高い観葉植物を3つ並べて、日よけにしています。すだれなどよりもオシャレですし、植物のみずみずしさが涼感を与えてくれます」

「緑のカーテンを育てて見た目にも涼しくなるようにしています。今年はパッションフルーツの苗を用意し育てていますが、緑の葉に風が当たるのを見ているだけでも、涼しく感じられます」

「緑の多い植物をベランダの窓際に並べます。そしてブタの蚊取り線香をたき、香りの涼しさ爽やかさも演出。最後に氷を入れたじょうろをベランダに置き、ときどき打ち水のように撒きます。それだけでも五感から感じる涼しさで気分が落ち着きます」

日陰より木陰のほうが涼しく感じるのは、植物の葉から水分が蒸散されることで周囲の温度が下がるため。同じように家の窓際でつる性の植物をカーテンのように育てることで、見た目はもちろん、日光を遮ったり植物の間を通り抜ける風が冷やされたりすることで、家の中でも快適に過ごすことができます。咲いた花を見て楽しんだり、成った実を収穫して食べれば、植物を育てる楽しみを学ぶこともできますし、お子さんの食育にも役立ちますね。

暑さや省エネ対策に有効だと注目されている「グリーンカーテン」。「みんなの住まい」では手軽に作る方法をご紹介しています。コチラの記事をチェックしてくださいね。

3. 庭やベランダに打ち水をする

「海岸から近い我が家では朝夕は風もあり、ベランダに打ち水でもすれば結構涼しいです」

「ベランダは朝と昼に打ち水をして、窓にすだれを吊るすことでだいぶ温度は下がります。直射日光も避けられるのでいいですよ」

「ベランダに打ち水をし、ついでに窓や壁にも水をかけます。そして部屋の窓を風が通るように開け放します。これだけで夕方涼しく過ごせます」

江戸時代から暑い夏を乗り切る知恵の1つとして、庶民の間に浸透していた打ち水。毎年高い気温を記録することで知られる埼玉県越谷市では、駅前で打ち水のイベントを実施したところ、最大で約1.6℃も気温が下がったのだとか。地面のアスファルトにだけでなく、マンションのベランダやバルコニーに打ち水をするのも効果的。窓から室内に入ってくる空気の温度を下げることができます。水を撒く場所は、日向でも日陰でも効果があるのだとか。打ち水に使う水には、お風呂の残り水やエアコンの室外機から出る水を利用すれば節水にもつながります。日差しが強いとすぐに水が蒸発してしまうため、午前中や夕方など、比較的涼しいうちに打ち水をするのがポイントです。

※打ち水をする際は、近隣に迷惑がかからないよう、許可を得てから行いましょう。

4. すだれやよしずを吊るす

「夏になると南側の窓によしずをおろします。窓は全部開け放ち、クローゼットを開けて、風を通します」

「南側にはよしずやゴーヤで日よけをし、風が通るように北側の窓を含め、窓を全開にします」

「窓にはカーテンの代わりにすだれにして、日光を遮り風通りを良くします」

細く割った竹で作られ、家の軒などに吊るして使う「すだれ」と、2〜3メートルほどの葦(あし)をシュロ糸で結びつなげて作られたものを壁などに立てかけて使う「よしず」。どちらも遮光しながらきちんと風を通すだけでなく、ストロー状になった素材が空気の層を作り、熱を通しにくくするため、カーテンやブラインドよりも涼しく感じます。さらに「よしず」は、水をかけると水分を吸収し、2〜3℃程涼しく感じられるのだとか。自然素材ならではの使い方ですね。

さまざまな知恵や工夫を活かして、夏を快適に過ごそう!

ご紹介したアイデア以外にも、家の中ではできるだけ薄着で過ごす、保冷剤を首や手足の付け根に当てるなどの方法も。日中は思い切ってお料理をサボって発熱量を下げる、というユニークな意見もありました。冷房を使わなくても、昔の人の知恵や自然のものを使って、“涼”を感じることができるのですね。皆さんも熱中症などにならないよう水分をこまめにとりながら、ご紹介したアイデアを上手に活用して暑い夏を快適に過ごしませんか。