みんなの住まい

地域と共に70年! 今も人のふれあいが残る「武蔵小山商店街パルム」が愛される理由

東急目黒線「武蔵小山」駅を出てすぐのところに現れる、都内最大のアーケード商店街「武蔵小山商店街パルム(以下、パルム)」。全長800mもの商店街には商店街誕生時からある老舗店から、今話題の新しいお店まで250店舗が軒を連ねます。そのジャンルも、飲食店や雑貨店から銀行まで多種多様。今回はこの商店街が人々に長年愛される魅力をお届けします。

地域と一緒に発展してきた商店街。一年を通して様々なイベントを開催

左:無添加の調味料や無農薬・減農薬の野菜などが並ぶ「自然食品の店F&F」/右:お茶の試飲サービスもしている海苔とお茶の専門店「金子園」

1947年の創立以来、70年もの間地域住民と共に発展してきたパルム。1982年に「東京都モデル商店街」の指定を受け、2011年にはポイントカード会員が25万人を達成しました。品川区の人口がおよそ38.6万人(※)であることを考えると、多くの人が商店街を訪れていることが分かります。

※2017年10月1日現在

2017年の小山両社祭の様子(パークシティ武蔵小山 ザ タワー 物件HPより)

毎年9月に行われる「小山両社祭」では、商店街の中をお神輿が練り歩き、多くの人でにぎわいます。そのほかポイント祭り、サンバカーニバルやクリスマスイルミネーションなど年間を通して若者からお年寄りまで楽しめるイベントがたくさんあります。今年10月には70周年を記念したイベントも開催されました。

時代が変わっても、変わらないのは人の温かさ。人気店のこだわりとは

秘伝のタレとお客さん第一のスタイルが人気の「鳥勇」

左:香ばしいにおいが辺りを漂う店先/右:初代が考案した秘伝のタレ。継ぎ足しながら現在まで伝わる

三代続く老舗の焼き鳥店「鳥勇」は、好みの串を自由に取り、タレをつけて食べるスタイル。焼き鳥は全て1串150円、最後に食べた串の本数を数えて精算します。
「好きな串を好きなだけつまんで食べて欲しい。最後にまとめて会計すればお客さんが利用しやすいのでは」と開店当時のオーナーが考案したとか。

みんなで一つの鍋を囲むように、巨大パフェを囲む「王様とストロベリー」

左:お店の名物「キングパフェ」は、1日に5~10個程度注文があるそう/右:昭和を感じる純喫茶の雰囲気。お客さんが笑顔になれる時間を提供

メディアで取り上げられることも多いケーキ喫茶の「王様とストロベリー」。名物は、重さ約3.5㎏・高さ約60㎝の「キングパフェ」です。寒い冬の鍋のように暑い夏に大勢で囲んで楽しく食べられるものを…と考えたそうで、「季節を問わず大勢が集まって仲良く食べて、笑顔になって欲しい」というオーナーの願いが込められています。
レトロな雰囲気の店内は、訪れる人を温かく包み込んでくれるような居心地の良さを感じます。

多種多彩なスニーカーのラインナップが自慢の「メキシコ靴店」

左:レアものが並ぶ店内は一見の価値あり/右:オーナーと話をしながらフィッティングできる

昭和36年創業のスニーカーショップ「メキシコ靴店」は、オーナーが取り扱いブランドを厳選し、他店では見られない限定品や日本未発売モデルなどの珍しいスニーカーが揃う専門店です。1990年代のスニーカーブームを覚えている方も多いのでは? 「当時は学生で憧れのスニーカーを買えなかったけれど大人になって買えるようになった」「結婚して子どもが生まれて、オシャレな靴を親子で揃えたい」など、ファッションやライフスタイルにこだわりを持った人が来店しています。
フィッティングしながら知識が豊富なオーナーに相談するのも楽しいですよ。子ども靴も幅広く扱っているので、家族で行くのもおすすめです。

ほかにも地元民に愛されるお店がいっぱい

パルムには、まだまだ魅力的なお店がたくさんあります。

左:「コミネベーカリー」の季節限定くりあんぱん/右:「家具のウス井」には店舗オリジナル商品も並ぶ

住民に愛され、毎日早い時間から人気のパンが売り切れていく「コミネベーカリー」は人気の「りんごあんぱん」や季節限定の「くりあんぱん」のほか、総菜パンも多く扱っており、商店街をぶらぶらしながら食べ歩くのにもぴったりです。

「家具のウス井」が取り扱う商品は、この60年でだいぶ変わりました。オーナーによると「現在のコンパクトな住まいに合わせた、小さいけれど特徴があるもの、ほかにないものを揃えています」とのこと。時代の変化にフィットした商品選びが、現在までお店が続く理由かもしれません。

「天ぷら定食まきの」は関東で唯一の出店 ※2017年11月現在

もちろん老舗店だけでなく、チェーン店も多数出店しています。
お昼に行列を作っていたのは、丸亀製麺が関西で展開する「天ぷら定食まきの」。手頃な値段ながら高級感のある天ぷらが食べられると評判です。関東1号店ということで、地元以外からも訪れる人がいるそうです。

商店街を端から端まで歩きましたが、迷子を知らせる放送が入ればみんなが気にしたり、お客さんが購入したものを店主が一緒に運んでいたり、集まる人の温かさを感じる光景を度々目にしました。
「武蔵小山商店街パルム」の魅力は、買い物の楽しさはもちろん、人と人のつながりが作るぬくもりを感じられること。いつ訪れてもほっと安心できる空間がありました。
せっかく住むなら、街も人も好きになれるところがいいですよね。そんな街選びの候補に、武蔵小山を入れてはいかがでしょうか。まずは食べ歩きがてら、パルムに足を運んでみてください。

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